Dermatology一般皮膚科(保険診療)
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帯状疱疹
Informationお知らせ
帯状疱疹の予防接種を開始致しました
帯状疱疹に対する予防法として、ワクチンの接種を開始いたしました。帯状疱疹を発症してしまった場合、抗ウイルス薬などによる治療を行っても帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌなどの後遺症が残る場合もあります。そのため、帯状疱疹の「予防」のためにワクチン接種が可能です。でぐちスキンクリニックからでは帯状疱疹ワクチン「シングリックス」を1回19500円税込で提供いたします。接種は2回必要です。要事前予約、問診が必要ですので、お気軽にお申し付けください。
帯状疱疹とは
赤いブツブツと小さな水ぶくれができて痛い
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。以前水ぼうそうにかかった時以来、ずっと体に残っていたウイルスが再活性化することにより発症します。
1. 水ぼうそうは症状に気が付かないうちにかかられている方がいらっしゃいます。
2. 水ぼうそうウイルスはヘルペスウイルスと同様に終生免疫(一度かかったら2度とかからないウイルス)ではなく、一度かかると体内に潜伏するウイルスです。免疫が低下すると活性化します。
3. ピリピリとした痛みから始まることが多く、時間が経つと体の左右どちらかの神経に沿って帯状に赤い斑点と小さな水ぶくれが多発します(稀に両側に出ることもあります)
4. 小さな水ぶくれはよく見ると真ん中が窪んでいます。
帯状疱疹の原因
水痘・帯状疱疹ウイルスが、50代以上の方や疲労の蓄積や睡眠不足、ストレスなどで免疫が低下している時に再活性化して、帯状疱疹が起こりやすくなります。若い方にも発症はしますが幼児は稀です。高齢の方は、数か月以上痛みが残ることがあります。治療しないまま放置すると、発熱や頭痛などの症状や、顔や頭にできた場合は顔面麻痺や難聴など重症化することがありますので、受診されることをお勧めします。
帯状疱疹の治療方法
外用薬
抗ウィルス薬・軟膏
水疱に塗ってウイルスを減らす効果があります。その後の経過に応じて非ステロイドの炎症を抑える塗り薬へ、人によっては最近感染で白く膿んだ場合がありますのでその場合は抗生物質の軟膏をおすすめします。
内服薬
抗ヘルペスウイルス薬…メインの治療です。腎機能を考慮するために採血を行いながら処方します。必ず、決められた通りの用法・用量で最後まで飲むようにしてください。
消炎鎮痛剤…必要に応じて、医師が判断の上処方いたします。
ビタミンB…手足のしびれや痛みをともなう末梢性神経障害の治療に広く用いられています。
注射
より重症と判断される方の場合、内服薬ではなく点滴で治療をおすすめすることがあります。(入院となる場合がありますので他院への紹介状をお出し致します。)
ワクチン接種料金
帯状疱疹ワクチン予防接種 | 接種料金 |
---|---|
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 | 1回 ¥19,500 |
※接種は2回必要です。要事前予約、問診が必要ですので、お気軽にお申し付けください。
よくあるご質問
- Q.発症部位はどんな場所がありますか?
- A.全身どこでも発生する可能性がありますが、背部や腹部には頻度が高いです。顔面には特に重症化する傾向があります。
- Q.帯状疱疹は家族や他の人にうつりますか?
- A.基本的に日常生活ではうつりませんが、まだ水痘に罹ったことのない乳幼児には移る可能性が一部あります。
- Q.学校や仕事には行ってもよいでしょうか?
- A.非常に軽度の場合には通学や通勤は可能ですが、安静にする必要性が高い場合には、医師が診断書を発行いたします。
- Q.帯状疱疹と診断されましたが、運動はしてもよいでしょうか?
- A.安静が重要な治療ですので、約一週間は激しい運動を控えましょう。
- Q.おふろに入っても大丈夫ですか?
- A.基本的には可能です。症状によりますので直接医師にお尋ねください。
- Q.通院が必要ですか?
- A.軽症の場合でも週に2回程度、重症の場合は毎日通院が必要です。