蕁麻疹

蕁麻疹とは

蕁麻疹（じんましん）とは、痒みと膨らみを伴った赤みが突然出たり引っ込んだりします。 赤みをもった膨らみ（膨疹）が沢山でき（場合によってはつながり、大きくなったり、地図状に見えることもある）、数時間ほどで（長くても24時間以内に）跡形なく消える病気です。強い痒みを伴うことが多く、場合によってはチクチクした痛みや焼けるような感じをすることがあります。 蕁麻疹は、一度症状が出たらしばらくは症状がでやすい状態が続いていることがありますので、いったん症状が落ち着いても皮膚科を受診しておくことをお勧めします。

蕁麻疹の原因

蕁麻疹の原因は、特定の食べ物や特定のお薬などがあり、それを避ければよいと思われがちですが、調べても特定の原因は不明のことが多く、単独よりも要因が組み合わさって起こることが多いです。 例えば、疲労や体調不良、風邪などの感染症、月経の時に蕁麻疹を起こしやすい食べ物を食べる。引き起こしやすい食べ物を食べた後に運動をし、発汗するなどします。 とはいえ、原因や誘因をつきとめるために、詳しくお話を伺い、必要な場合は血液検査を行うこともあります。
対処療法で治療を行っているうちに症状が落ち着く方が多いです。

蕁麻疹の治療方法

内服薬

抗ヒスタミン薬、抗アレルギー剤

注射

抗炎症効果のある注射

よくあるご質問

Q.治療中の注意事項はありますか？

A.蕁麻疹が出やすい状況やタイミングが御自身で判明している場合は、それを避ける様にしましょう。

Q.蕁麻疹が出ましたが現在は消えています。受診した方がよいですか？

A.はい。ある時間帯に症状が消えていても再度夜間などに繰り返す場合が多く見られます。症状が出た時の皮膚の色などを御自身で撮影しておくと受診時に役に立つことがあります。

Q.時々症状が出るのですが　数日ゆっくり休めばひきます。体質でしょうか？

A.おそらく身体的精神的なストレスが関係しているタイプの体質と考えられます。