Dermatology一般皮膚科(保険診療)
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うおのめ・たこ
うおのめ・たことは
皮膚の角質層が厚くなる病気です
うおのめもたこも皮膚の一部に長時間刺激を受けて角質層が厚くなる病気です。
うおのめとは…小さな円形で、芯のある見た目が魚の眼のようであるため、うおのめと呼ばれていますが、医学的には「鶏眼(けいがん)」といいます。足の裏に起こることが多く、大きく成長すると痛みが伴います。主に足の裏や足の指にできます。
たことは…表面は平ですが、周囲の皮面より角質が著明に増えて厚みが増し、硬くなった状態です。医学的には「胼胝(べんち)」といいます。痛みが無いことが多いです。足の裏や指に起こることが多いです。職業・習慣・趣味・スポーツなど日常生活と密接な関係により“ペンだこ”や“座りたこ”、子供の“吸いだこ”などもあります。
うおのめ・たこの原因
うおのめ・たこは、皮膚の同じ場所に圧迫や摩擦が起きることで、皮膚を固くして骨を守ろうとする防御反応です。靴のサイズがあっていない状態やパンプス、長時間歩くことなどで、靴に同じ場所が接触し、皮膚が押されて慢性的な刺激となり、角質が増殖していくようになります。
うおのめ・たこの治療方法
削る処置
硬くなった皮膚を専用の器具で削り取ります。
外用薬
サリチル酸ワセリン
角質を柔らかくする塗り薬です。症状を和らげることが出来ます。
よくあるご質問
- Q.治療は痛いですか?
- A.まったくの無痛ではないといえますが、痛くない範囲で相談しながら削る治療を行っていきます。
- Q.完治するまでどのくらいの期間が必要ですか?
- A.個人差がかなり大きく、2週間から2ヶ月程と考えられます。
- Q.家族や他の人にうつしてしまうことがありますか?
- A.うつりませんので通常の生活は可能です。
- Q.日常生活での注意点はありますか?
- A.同じ場所に体重がかかり過ぎていることが原因と考えられます。ヒール靴などの足に負担のかかる靴は変更しましょう。
- Q.痛みが無くなれば放置しても大丈夫ですか?通院をやめてもいいですか?
- A.痛みがなければ放置していただいて構いません。通院も中断して頂いて構いません。
- Q.うおのめとたこの違いはありますか?
- A.たこは広い範囲が面として硬くなること。うおのめは狭い範囲が芯のように硬くなることをさします。
- Q.自然になおりますか?
- A.一度痛みが出はじめたうおのめは、削らない限りは自然には改善しません。